PURPOSE

現代のお寺になりたい

お寺が存在する意味って、なんでしょうか?
葬式?法事?座禅瞑想?祈願成就?
そんなイメージがありますよね。

でも、実は違うんです。

本来、お寺とは
「悩みや本音、人生観を語り合い、教えを通して
自分自身や人生の意義について学ぶ」場所。

1000年以上も前から存在し
多くの人の生きる支えとなってきたんです。
お寺の数は全国のコンビニよりも多いことが
何よりの証拠です。

しかし現代では、
セブンイレブンやファミリーマートには毎日行くのに、
お寺には年に一回も行かない。

なぜでしょうか?

それは、本来の役割を果たすお寺がないから。
お寺は自分の人生と無縁のもの
として認識されてしまっているから。

だけど僕たちは

先の見えない時代を

生きなければならない。

そんな「今」だからこそ
仏教を通じて普遍的で変わらない本質を語り合い、
学び合える場所が必要だと感じています。

そこで僕たちは
現代における最適な形で
本来のお寺を作りたい。

そう思って始めた場所がここ、
Cafe&Bar-ジブンです。

バーという形式だからこそ、気軽に立ち寄れて、
フランクに語り合える場所でありたい。

ここが現代のお寺として、
あなたの生きる支えになることを願って。

MESSAGE

SHO

しょう

店長

仏教オタク

年齢:28歳
本業:システム開発のプロジェクトマネージャー
趣味:爬虫類 / ピアノ

活動の原点は、早稲田大学在学中に経験した、「東日本大震災」のボランティア。
2011年3月11日。あの日、地震と津波で突如として日常を失い、壊れ果てた街で涙にくれるひとたちを見て、「何か自分にできることをしたい」と考えた僕は、大学入学直後にボランティア団体を立ち上げて、復興支援の活動を始めました。

津波で塩をかぶり、作物が育たなくなった田畑をスコップ一つで掘り起こし、ヘドロまみれの家の床下に潜っては、泥を掻き出す日々。現地にボランティアを派遣し、仕事・住む家・食べ物・衣類など、生きていくために必要な「モノ」の支援を、精一杯やって、自己満足にひたっていました。

しかしそんなある日、忘れられない、衝撃的な出来事が起こります。
仮説住宅からせっかく自宅に戻れた方の一人が、自ら命を絶ってしまったんです。

やっと辛い生活から日常を取り戻せたはずなのに、どうして?

そんな疑問と向き合う中で、大切なことに気づきました。
「ひとは住む家と仕事さえあれば、幸せに生きていけるわけではない」と。

”毎日必死に頑張って働いて生きていくのは、何のため?” 
人が本当の意味で心から幸せには生きるためには、この問いに対する答えを持つことが必要だと思います。
そしてそれは、震災で大切なひとやモノを失ったひとたちだけでなく、すべての人が考えなければいけないことではないでしょうか。

以来、この大切なテーマについてもっと理解を深めたいと思い、哲学や仏教思想を学んできました。
もとから勉強が好きだった僕は、『歎異抄』を入り口に、『顕浄土真実教行証文類』、『浄土文類聚抄』、『一念多念証文』、『末灯抄』、『愚禿鈔』、『三帖和讃』、『歎徳文』、『執持鈔』、『改邪鈔』、『口伝鈔』、『御文章』、『正信偈大意』、『御一代記聞書』、『一枚起請文』、『安心決定鈔』、『選択本願念仏集』、『大無量寿経』、『観無量寿経』・・・といった書物の研究にのめり込んでいきました。

かくして、”仏教オタク”が爆誕し、この”Cafe&Bar-ジブン”という場所があります。

僕はこれからも、"大切なひとが、大切なテーマについて、安心して話せる場所"を作りたい。
そしてその場所は一時的なものではなく、長くつながりを持ち続けられる場所であって欲しい。
そんな思いで、拙いながら一生懸命運営していきます。

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MORI

もり

店長

住職の孫

<プロフィール>
年齢:28歳
職業:予備校の校長
趣味:ディズニー散策

皆さんは仏教と聞くとどんなイメージがありますか?
僕にとって仏教は、物珍しい"遊び道具"でした。

僕の祖父はお寺の住職。
幼い頃祖父の家に遊びに行くと、見上げるような巨大仏像がありました。
仏像の周りを走り回ったり、木魚をひたすら叩いて遊んだり。
見るもの聞く音、お寺の独特な雰囲気。全てが珍しく、他にない最高の遊び道具でした。

しかし、祖父が住職を辞めて亡くなってからは、自然と仏教に触れる機会もなくなっていて。
いつの間にか仏教は遠い存在に。

そして高校卒業後、早稲田大学へ進学。
東北復興支援に従事するものの、支援に限界を感じて活動を休止。

一方その間、復興支援活動を共にした親友が、仏教オタクとなっていったのです。知らん間に。
そんな仏教オタクの親友と久々の再会。驚きました。
復興支援を通して、実は感じていた疑問。でも「どうせどうにもならない」とあきらめていた疑問。

”どこまでいっても幸せになりきれない人生の、ゴールは一体何か”
この疑問の答えが、かつての遊び道具の中にあったなんて。

きっとみんな関心を持ってくれる!
そう思い、家族や友人に、仏教を通して人生の意義について学んでいることを話してみまし。が、反応は予想と大きく異なるものでした。

「変わってるね(笑)」
「大丈夫?なんか思いつめてるの?」
「そんなこと考えず、楽しく生きようよ」
驚きました。最初とは別の意味で。

生きている人間が、生きることについて、あれこれ考えたり学ぶことはおかしいことか?
むしろ誰とも語りあえなくて、答えがなくて、しんどい思いをしている人がたくさんいる状況の方がよっぽどおかしくないか?

世の中には仏教のイメージを悪くする情報が溢れています。
怪しさ満点の宗教、勧誘目当てのセミナー、難解な言葉で解説された本、堅苦しさ満点の説法、等々..
挙げ句の果てには、生きる意義について語り合うこと自体をタブー視する風潮さえ、ある。

そんな仏教に対するマイナスイメージを変えたい。
1人でも多くの人の苦しい人生に光を差したい。
そう思い立って、Cafe&Bar-ジブンを始めました。

そんな信念があるからこそ、勧誘や思想の押し付けは一切しません

生きる意味について語り合うことを、もっと「カジュアル」にしたい。
人生に真剣に向き合う人は、「かっこいい」と伝えたい。

混沌とした現代を生きる若者に近いミレニアル世代の目線から、
日本に蔓延してきた"生きづらさ"の固定観念を打ち破り、
価値観をアップデートしていく一助になれば嬉しいです。

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